文責:免出直孝(マーケティンググループ)
昨日のブログで「システムを持たない」ことのメリットをご説明させていただきました。
今回は「システムを持たない」ことのデメリットと、「持つ」「持たない」の選択の基準をご説明させていただきます。
「システムを持たない」ことのデメリットを一言でいうならば、「”情報”を持っていない」ことになります。
経営的視点で見るならば「ヒト(経費として)」「モノ」「カネ」は持たなくて済むのであれば持たない方がありがたいのでしょう。しかし「情報」はなるだけ外に出したくないものです。
ところが「持たない」ことは「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の全てを「持たない」ことであり、良いとこ取りができないのが現状です。
「システム(情報)を持たない」ことのデメリットとしては以下があげられます。
・情報を外部に預けることになる(情報漏えいの心配)
・自由にカスタマイズできるわけではない。
・ネットワーク障害があると使えなくなる。
・サービスの継続性の心配
では「購買システム」においてはどうなのでしょうか。
先日からのSaaS(システムを持たない)のメリット、デメリットを踏まえると、以下の推論が成り立つのではないかと考えます。
「購買」には大きく「資材購買」と「間接材購買」があります。
資材系購買システムは基幹としての生産管理システムの一環として扱われることが多く、それらとのシームレスな連携が求められたり、システムが止まることによる損失があまりに大きくなるため、かなりの規模の防災対策、冗長性管理、セキュリティ対策が必要となり、当然それに伴った金額のシステムとなります。
従いまして、一般的には会社におけるコア業務の一環を担う資材系購買システムは「システムを持つ」メリットがデメリットより大きいと考えます。
逆に間接材系の購買システムで資材系購買システムと同等の管理をした場合、システムの構築や、保守料などにコストとして当然跳ね返り、業務コストを削減してもカバーしきれないほどの運用負担となり、何のためにシステム化したのか分からなくなってしまいます。
従いまして、間接材系の購買システムについては「システムを持たない」メリットがデメリットより大きいと考えます。
かといって個人情報などを扱う以上セキュリティが甘くて良いわけではなく、資材系とまでいかなくても相応のセキュリティ対策は必要です。
そのため、ネットコクヨでは通常一部の部門や業務で取得されることの多いISMS(ISO27001)を全社全業務で取得し、お客様にとって「システムを持たない」ことのデメリットを最小化できるよう尽力しております。
中間の性質を持つ副資材系の購買については 中間である故 結局バランスの問題となり、お客様のポリシーによってどちらが適しているか決まります。
間接材購買において、システムをご検討いただいている方がいらっしゃいましたら是非ご相談いただけたらと存じます。
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2008年04月15日
