2007年07月13日

人手不足と効率化

文責:山川孝徳(営業グループ)

7月16日海の日に、神奈川県茅ヶ崎市で海の日にちなんだ行事として「浜降祭」という奇祭が開催されます。

茅ヶ崎市内周辺地域から大小38基もの神輿が、早朝の海岸を目指して深夜から掛け声勇ましく練り歩き、クライマックスで神輿を担いだまま暁の海に入っていく様は、大変な迫力を感じるところです。

みそぎの神事として、もともと開催日は固定されていましたが、カレンダーによっては平日開催の場合もあり、神輿の担ぎ手を集めることがだんだんと困難になったことから、平成9年には祝日である海の日に開かれることになりました。
ここでも人手不足が深刻です。さすがに神事の簡素化・効率化をという声は今のところありませんが、伝統を守る難しさを感じさせます。

さて、私たちが取り組んでいる購買業務の効率化という課題に対して、購買フローの最終段階である会計業務の効率化という切り口で、決済にカードを採用する新たな試みが始まっています。

宮崎県・藤沢市・三重県玉城町で共通項はなんでしょうか。公金収納にクレジット決済が採用されていることです。
さらに堺市では、購買支出の支払にカード決済が検討されています。

公金収納では、カード決済により支払いサイドの利便性を供与、さらにカード会社が立替払いすることで自治体サイドの収納率向上・収納業務の効率化を目的としているようです。

一方購買支払のカード決済では、購入サイドにおける支払突合を簡素化し、請求サイドには支払内容の見える化を供与、請求入金照合を簡素化することで、双方の会計業務効率化が目的となっています。

注目したいのは、この購買支払のカード決済スキームです。
これまで企業向けパーチェシングカード決済では、購入先・購入額だけは履歴として残るが、発注番号購入明細などが解らないため購入内容と支払額との照合に手間が掛かり、さらに支払い内容は、支払い事後の確認となることもあり、なかなか普及していません。

今回のスキームは、発注サイドがあらかじめ取り決めた認証ID・都度取得される発注番号・発注明細情報を受注サイドへ受け渡し、受注サイドが請求情報をカード会社へ送ります。カード会社は、ID・発注番号をキーにWEBシステム上で請求支払の照合突合できる情報を提供することで、取引の見える化を実現し、照合突合情報分が決済される仕組みとなっています。

このスキームにより、支払・請求双方の窓口をカード会社に一本化し、資金の流れをスムーズにすると共に、会計業務の大幅な効率化を図ろうとする試みです。

通常売り手がカード会社に支払うカード手数料は、信用供与の意味合いが強いですが、このスキームでは会計業務の効率化に対する対価として、双方が負担するケースも想定されています。

自治体に限らず一般企業においても毎月の会計締め切り時には、膨大な請求支払業務が集中して行われており、業務のピークとボトムの差が大きくなります。
業務の軽減によりこの差が小さくなることで、人員のやりくりが効率化できると考えられます。

現在はまだ試行段階ではありますが、購買業務の全社最適視点での効率化を実現するひとつの試みとして、皆様のお役に立てるよう弊社でも積極的に関与しまた状況をお知らせできればと思います。