2008年09月29日

10周年を迎えて

文責:西崎嗣治(取締役)

 

前回の山野社長のブログにも記載の通り、ネットコクヨは10周年を迎えました。

この場をお借りし、今までお世話になった全ての皆様に感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。当時システムを担当しておりました経験について、少し振り返ってみたいと思います。

 

1997年初、営業・マーケティング・物流・システムなどの経験を持つ8名がプロジェクトとして集まり、連日連夜、どの様なサービスが今後求められるのか、熱い議論を繰り広げ、べんりねっとのサービスを立ち上げました。

毎夜零時過ぎに単身赴任寮に帰り、心地よい充足感を感じつつ、たらふく飯を食べ晩酌をした結果、メタボの道を歩み始めたのはこの頃からです。

 

その後、2001年4月に初期のシステムを再構築しましたが、システム担当として一番苦労した点は、幅広い商材を扱う購買管理システムをASP形式で提供する市場は当時無く、お客様から直接ニーズを伺う事が非常に難しかった事です。関係者の経験や一般知識を組み合わせ、仮説としてシステム要件定義を行い、それを市場に評価して頂くことになりました。

その中でシステム担当としてこだわったのは、徹底的にお客様の業務を効率化させる為にシステムによる自動化がどこまで図れるかを考える事、汎用性も大切だがお客様によって考え方や購買ルールが違う事が想定される場合はオプション機能として選択できるカスタマイズ性を持つ事でした。

振り返ってみると正解だった部分もありますが、過剰な機能を開発した部分、不足した部分もあります。当時意識にはあったものの、やはり論理だけでサービスを作っていく事には限界があり、できる限りの拡張性を持って小さく始めるのが正解だったと思います。

 

おかげさまで現在べんりねっとは800社を超える多数の法人・企業様にご利用頂いており、お客様のニーズを直接伺う事ができる様になって参りました。又、お客様のニーズもより広く深くなり、どうすれば購買をマネジメントできるか、或いは業務そのものを委託できないかといった様な声も聞こえる様になって参りました。

システムだけではなくサービスとしてお客様のニーズに応えられる様、今後も謙虚に皆様の声に耳を傾けていきたいと考えております。

2008年09月19日

設立10周年記念パーティ

創立10周年記念パーティ

文責:山野和人(社長)

 

去る911日(木)に株式会社ネットコクヨ設立10周年記念パーティを開催しました。

弊社は19987月(平成10年)に設立されましたが、ステーショナリー事業やファニチャー事業を中心とするコクヨグループの中で、プラットフォームによるフィービジネスをめざしている弊社が10年目を迎えたということは大変意味のあることだと思っています。

 

当日は設立当初から今日まで弊社に関わって頂いたコクヨ関係者の皆様、および弊社OBの方々、べんりねっと運営に関わって頂いているパートナー企業の皆様を招待し、社員がホストとなってゲストの方々を歓迎しました。

 

初代社長の黒田康裕専務による祝辞に続き、最初の立ち上げに奔走された森川取締役による乾杯の音頭でパーティが始まりました。企画としては、映像による10年間の振り返りで懐かしい過去を思い出し、当日参加できなかった方々のビデオレターで懐かしい顔に出会い、圧巻は弊社社員が思い思いの姿に扮装してのフードファイトによる、優勝者当てクイズでした。その後マイクリレーなどで祝辞を頂戴するうちに、あっという間に閉会の時間を迎えました。

 

企業の寿命は30年という言葉もありますが、10年というのはひとつの節目に過ぎないと思っています。10年の間には電子購買がブームみたいな時期もありました。多くの企業がこの分野に参入をしてきましたが、そもそも管理購買を推進するというのは以外と泥臭い部分があり、それがわかった企業はあっという間に撤退しました。そういう意味ではコクヨという会社にはカスの商売というDNAがあったために、泥臭いことを厭わず取り組んでこれました。

 

とはいえ、ただ愚直にやり続けることで見えてくるものがあるのも事実です。10年やり続けたことで多くのお客様のニーズを把握でき、我々として多くのノウハウを蓄積できました。10年を契機にこれらを活かしながら、よりスピードを上げて事業を拡大することが、我々の課題です。

 最後に、当日ご出席いただいた多くの方々に改めてお礼申し上げるとともに、運営に関わった社員の皆さん、大変お疲れ様でした、ありがとうございます。

 10周年

 

2008年09月05日

購買も感情で動く?

 文責:免出 直孝(マーケティンググループ)

数年前に上司からの薦めで「イノベーションのジレンマ (クレイトン・クリステンセン著)」を読んだことがあります。

「イノベーションのジレンマ」とは

イノベーションのジレンマとは、優れた特色を持つ商品を売る巨大企業が、その特色を改良する事のみに目を奪われ、顧客の別の需要に目が届かず、その商品より劣るが新たな特色を持つ商品を売り出し始めた新興企業の前に力を失う理由を説明したマーケティングの理論。(wikipediaより) です。


最近の事例でのよくある例えでは PS3 とWii の比較があります。


「より高性能なハードウェアの方がより深くゲームの楽しみを味わえるはずだ」という正論にとらわれて開発された(と見える)PS3

一方の任天堂は、「ゲーム人口の拡大」を基本戦略とし、「幼児からお年寄りまでが対象」「ゲーム経験の有無を問わない」 をコンセプトに開発されたWII

結果はご説明するまでもない と思います。

 

最近の出版状況を見ていても
「経済は感情で動く マッテオ・モッテルリーニ 」がベストセラーにランクされたり9/6発行の週間東洋経済の特集が「不確実性の経済学入門」だったり・・・ 

 

従来の、人は合理的な判断をすることを前提とした経済理論や、マーケティング理論が通用しなくなっていることを世の中全体として感じ始めているのではないかと感じます。

翻って購買システムにおいてはどうでしょうか。

「より高機能なシステムの方がより幅広い購買、深い購買ができるはずだ。」
「正論」だとは思いますが「正解」とは言い切れないかと思ってます。
やはり「使い勝手」だったり「マスタメンテナンスの容易さ」だったり、「人的サポート」だったり、
その他色々な要素の総合的な組み合わせでお客様からの評価は決まると思ってます。

何がお客様に一番喜ばれるサービスになるのかはまだ模索中ですが、お客様から評価されるサービスを目指してこれからも愚直に取り組みたいと考えてます。