文責:西崎嗣治(取締役)
中一の長女、小四の長男の二人の子供の親として、家庭での最大の関心事は教育問題です。親として子供に何をしてあげる事が大切か、会話が減りがちな妻と話しあったりします。自分が子供の頃、「勉強!勉強!」と言われる事が嫌だった事を思い出すと、期待を持つのは親の勝手で、子供から見るとたまったものではありません。
私自身の気持ちの変化のきっかけを少し振り返ってみたいと思います。
一つ目は、中一の時の担任との出会いです。小学生だった頃私は勉強そっちのけで遊ぶことしか頭にありませんでした。中学生になってもその延長線を歩み始めたのですが、初めての中間テストが終った時、先生に「あなたはクラスで○番です。それをどう考えるかはあなた次第です」と言われました。クラスでの順番を伝えることは他の生徒にはなかったと記憶していますが、当時負けん気の強かった私を意識されての指導だったのかもしれません。
二つ目は、入社当時のことです。配属された先でどんな仕事が待っているのか不安と期待で待ち受けていた所、上司は最初は無理のない範囲でと考えられたのか、細かな作業しか指示がおりてきませんでした。同期入社の仲間に「こんな仕事やってるよ!」と言われ非常に焦りを感じ、「それなら自分で課題を探してでも何とかしないと!」と考え始め、大した事は出来ないまでも自分で考え解決する喜びを感じるきっかけとなった事を覚えています。
人それぞれきっかけは違うと思いますが、これらが多少でも成長のきっかけになったのだとすると、結局、自分でやりたいと思わなければ成長できないと言う事だと思います。人材育成の基本は「自分で考え、自分で道を切り開いていく『自立型人材』を育成する事」とあります。そう考えてみると親として子供にできる事は、押し付ける事・詰め込む事ではなく、「少しでも見本になる様な姿を見せ、将来の楽しい夢を語り合う事」、「やりたいと感じた事があれば、機会としての場を可能な限り用意してあげる事」、「たまには自分の経験を伝えてあげる事」ではないかと考え、妻と共に努力しています。
この答えが出るのはまだまだ先のことですが、彼女と彼が「自分で生きがいを見つけ、それに向かって熱中できる人」になってくれればと思っています。
